※この投稿は2019年6月20日に、フィンランドのEnevo本社ブログに投稿された記事の翻訳です。
※本記事内で表記するソフトウェアの日本版は開発中です。
ごみ回収のIoTソリューションは、「スマート◯◯」と名のつく技術の最先端です。ごみ回収のIoTは、よくある「スマート◯◯」と同様、技術とインターネットを活用して、よりよいサービスの実現と、効率化、コスト削減を目指します。
しかし、ごみ回収のIoTソリューションは様々あり、それぞれ異なっています。導入を検討する際に検討するべき項目を「5つの質問」としてまとめました。サービスの比較検討の際にご活用いただけますと幸いです。
1. 技術の完成度を見せていただけませんか?
スマートテクノロジーはとてつもなく注目度が高く、多くの「IoTソリューション提供者」は技術的な完成度が十分でないうちに市場に投入しています。実物を見せてもらい、実際に動くかどうか確かめましょう。プロトタイプ(試作品)に惑わされてはいけません。
Enevoの回答:私達のスマートセンサーは堆積量を測定するので、必要な時にだけ回収に向かうことができます。現在、世界中で6万個のセンサーが稼働しており、技術の完成度には自信があります。
2. 技術と費用はどのように関連していますか?
どのようなスマート技術も、目新しさ以上にきちんとしたベネフィットを提供しなくてはなりません。特に、コスト面でのメリットは最重要事項です。価格構成の詳細と、価格構成に技術がどのように影響しているかについて聞きましょう。
Enevoの回答:私達のIoTソリューションを導入すると、必要な時にだけ回収できるので、オペレーションコストは削減し、それによって私達の売上が生まれます。私達のセンサーは優れた分析ソフトウェアと連動しており、お客様個別の状況について深く理解することが可能です。そのため、更に踏み込んだコスト削減が見込めます。私達は、結局のところお客様のコスト削減を実現しなければ売上を生むことができません。
3. 導入事例を教えて下さい
こうした技術は、実際に利用可能で長期的なベネフィットを創出しなければなりません。実際の導入結果、導入事例、推薦コメントなどについて聞いてみましょう。
Enevoの回答:私達のソリューションの導入事例やお客様の声はこちらをご覧ください。マクドナルドが廃棄物収集コストを12%削減した事例などについて紹介しています。
4. この技術は収集業者とどのように関連しますか?
この技術が、廃棄物回収を担うごみ収集業者を犠牲にすることで利益をもたらすとしたら、長期的にサステナブルなサービスとは言えません。スマートテクノロジーは全ステークホルダーの効率化を実現すべきです。どのようにして実現するのか聞いてみてください。
Enevoの回答:私達が開発するテクノロジーは全ステークホルダーに利益をもたらします。Enevoのセンサーと分析ソフトウェアは、回収ルートの最適化を行い、収集業者が最短距離で最も多くの容器を周ることを可能にします。Enevoの技術は、効率的でスムーズな業務遂行を実現するため、収集業者にも好評です。
5. どのように実用化されていますか?
技術はどのように使うか次第で、実用的かそうでないかが決まります。検討しているIoTソリューションは短期的な解決策ですか?それとも包括的で長期的な解決策ですか?
Enevoの回答:Enevoのセンサーは優れた分析ソフトウェアの原動力となり、従来のごみ収集を超える素晴らしいサービスを実現します。
私達のデータを活用することで、様々なコスト削減策を実施できます。例えば、リサイクル率を高めたり、食品の寄付プログラムを作ったり、サプライチェーンの分析を行い専用のパッケージングとリサイクルプログラムの構築といったことを可能にします。(繰り返しになりますが、お客様のコスト削減が実現しない限り、私達が利益を得ることはないのです)
ごみ問題の重要性が増し、規制がどんどん複雑になる中、更に多くの技術ソリューションが参入してくるでしょう。よく調べ、どのような選択肢があるのか熟考することが大切です。
ごみ回収のIoTソリューション提供者として、Enevoがどのように優れているのか、更に詳しく知りたい方はぜひお問い合わせください。
原文:5 questions to ask when considering a smart waste solution