※この投稿は2019年4月25日に、フィンランドのEnevo本社ブログに投稿された記事の翻訳です。
※本記事内で表記するソフトウェアの日本版は開発中です。
Enevoは、回収ルートを最適化するソフトウェアを活用することで、可能な限り効率的にトラックを走らせ、顧客のコストを削減し、環境負荷を軽減しています。
ほとんどの廃棄物回収車両は、決まったルートを定期的なスケジュールで走行しています。毎日同じルートを周り、容器の堆積率に関わらず全ての箇所に立ち寄っているのです。
Enevoのセンサーは堆積率を監視し、分析ソフトウェアが内容量増減の傾向を評価・予測します。私達が開発した回収ルートを最適化するソフトウェアは、取得したデータ(現在堆積率と予測堆積率)を活用し、最も効率的な回収ルートを構築します。
廃棄物回収車両のような商業車両は、積載量が多いために大量のエネルギーが必要です。車両から出る排気ガスは空気を汚してしまう可能性があります。
回収ルートを最適化するソフトウェアは、最も少ない走行距離で容器が溢れることを防ぐと同時に、二酸化炭素排出量を最小限にし、必要な容器だけに立ち寄るための最適なルートを、毎日自動生成します。
回収ルートを最適化した結果、走行距離は半分以上、立ち寄り箇所はなんと75%も削減されました!不要な回収を行わなくなったおかげで、コスト削減も実現しました。
(回収ルートを最適化するソフトウェアにより、回収車両が効率的に稼働した結果:回収ルート 31%削減、訪問箇所 75%削減、回収に要した時間 67%削減、走行距離 57%削減)
回収ルートの最適化は、溢れる容器を無くし、二酸化炭素排出量とコストを削減し、不要な騒音と渋滞から人々を開放します。さらに人類共通の課題である環境問題へも貢献。まさに三方良しなのです。